視聴率低迷続くフジテレビの時価投資は買いか

フジテレビの視聴率低迷が続いています。かつてはバラエティ王国と呼ばれ、月9のドラマ枠でも数々の高視聴率ドラマを連発していましたが、今や見る影もなくなっています。特にゴールデンアワーの視聴率の低下は、スポット広告収入に大きく影響するだけに、深刻な問題になっています。フジテレビに投資したいと考えている人にとっては、この視聴率低迷は気がかりな点でしょう。
原因については、地上デジタル放送移行時のテレビ番組欄の位置移動が大きく影響しているものと思われます。それまで中央に位置していたフジテレビですが、テレビ朝日が10チャンネルから5チャンネルへ、テレビ東京が12チャンネルから7チャンネルに変更になったため、順番からフジテレビが一番右側へ追いやられる結果となりました。人間どうしてもテレビ欄を見る場合、中央に視線がいきますので、中央のテレビ朝日に面白そうな番組があった場合、他のチャンネルを確認せず5チャンネルにリモコンを合わせるケースは多いものと思われます。少なくとも総合視聴率で1~2%程度は影響があるでしょう。反対にテレビ朝日は中央位置への移動から注目率が高くなり、視聴率が躍進しています。。
さて、フジテレビへの時価投資は可なのでしょうか。フジテレビ自体は上場していませんが、親会社のフジ・メディア・ホールディングス(東証1部・証券コード4676)株を保有することで、間接的に投資することができます。フジ・メディア・ホールディングスの時価株価は1,401円(2015年12月25日終値)で、3月高値の1,859円からは大幅に下落しています。フジ・メディア・ホールディングスの2016年3月期の予想1株利益は78.3円で予想PER(株価収益率)は17.9倍と平均的な水準。配当は年間40円ですので、配当利回りは2.86%と比較的高利回りです。時価は投資可の水準といって良いでしょう。